バージョン0.9.1.0への変更点

ファイルバージョンがUPします

　ファイルバージョをUPしましたので、このバージョンで書き出したHocファイルは過去バージョンでは読めなくなります。　周りの環境もアップグレードしてください。

今回のファイルバージョン0.9.06以降はフィーチャ仕様自体に大きな変更がない限りオーバーバージョンも読めるようになります。
これは正規版に向けた対応で、将来のバージョンアップによる新機能は読み込むことが出来ませんが、最低でもフィーチャは読めるように今回おまじないをかけています。
　今後はファイルバージョンが超えている場合は下図の警告が発せられます。　サポート外のフィーチャ仕様の変更が生じている場合は未知のエラーが発生することになりますが、サポート情報はその都度公開することにします。

１つのグループ内では測点名と画地名の重複が禁止されます

　測量データのＤＢリンクの追加に伴いこのバージョンから測点名と画地名の重複を禁止します。　これは以前からこうしようと考えていながらズルズルときていたのですが、今回やっと変更しました。
　作業ミスを防ぐ為には１現場内の名前はユニークであるべきです。
　この変更にともなって、既に重複名を持つファイルを開くと下図のメッセージが発せられ、重複していた測点名又は画地名は強制的に名前の後に（重複番号）が付けられます。
例： 123- 、 123- 、 123- という画地があった場合　123- 、 123-(1) 、 123-(2)　と変更されます。

　どの測点・画地が変更されたかを調べるにはフィーチャ選択モードで測点検索又は画地検索で名前のどこかに（が付くものを探してください。
　検索後、測点の場合は測点一覧を開き、下図のとおり表示メニューから［選択行を先頭］にチェックを入れると変更された測点が先頭に表示されます。

※今回のアップグレードではファイルの読込履歴と変形マクロのフォルダ情報が初期化されます
　前回のセットアップパッケージのレジストリの設定をちょっと早まったことをしていました。　次回からはもうありません。

新たに追加した機能・改善した機能

-----ファイルブラウザ-----------------------------------------------------
ファイルブラウザに「登録フォルダ」機能を追加（Ver2.7の機能を復活）
新規図面の作成方法のダイアログに「登録フォルダ」のリストを追加
同ダイアログのファイル一覧にファイルの種類を表すアイコンを追加
同ダイアログのファイル一覧を複数選択できるように変更
------ファイルタブ----------------------------------------------------
ファイルタブにファイルの種類を表すアイコンを追加
ファイルタブが表示可能数を超えた場合のタブの移動方法を変更（ポップアップメニューに移動速度の設定を追加）
ファイル履歴の数を１０から２０個に増やした
ファイルタブのメニューに「全て閉じる」を追加
------他形式ファイル----------------------------------------------------
JWWファイル（Ver7）の入出力に対応した
DXFのユニコード文字で出力されたマルチテキストの読込に対応
画地データをシェープファイルに書き出せるようにした
------印刷----------------------------------------------------
印刷するプリンター設定をファイルに記録するように変更
印刷メニューに入る時点では印刷設定ダイアログは表示しないように変更
印刷モードを追加し、通常・白黒・白黒赤を選択できるようにした
非サーチレイヤを淡色印刷できるようにした
上記２つの設定を印刷設定ダイアログに追加した
ファイルタブのメニューの「まとめて印刷」を「印刷」に変更し「図面の印刷」ダイアログを表示するように変更
このダイアログで、ファイルタブ番号で選択して印刷するか、従来の図面を選択して印刷するかを指定できるようにした
連続印刷を開始後は「印刷設定」ダイアログはいちいち表示しないように変更
------レイヤ・グループ----------------------------------------------------
レイヤグリッドをCtrl+右クリックでパスワードで保護されたレイヤプロテクトがかけられるようにした
プロテクトされたレイヤには[P]が表示され、選択・書込・削除・変更等が一切出来ない
グループグリッドをCtrl+左クリックのグループ名設定に表示制御倍率（GISっぽい使い方）と描画順設定を追加
グループグリッドをCtrl+右クリックで自動コマンド設定がてきるようにした
-------ブックマーク---------------------------------------------------
メニューから「ブックマークの作成」は廃止し、ブックマークの設定に一本化した
ブックマークの設定に、測量関係の表示状態と描画順やその時選択されていたコマンドなどを追加。　カテゴリー別にブックマークとして有効にするかどうかの設定が出来るようにした
メニューに「ブックマーク表示」を追加し作図エリアの下にブックマークへのショートカットツールバーを表示できるようにした
メニューに「高速描画モード」を追加した。すこし粗く表示されるが描画は速い
-------ハイパーリンク---------------------------------------------------
ハイパーリンクモードでハイパーリンクのないフィーチャを選択した場合に、ハイパーリンクの設定ダイアログを表示するようにした
ハイパーリンクの設定で、リンク対象ファイルのドラッグ＆ドロップでリンクがはれるようにした
-------操作全般--------------------------------------------------
選択フィーチャの回転時などの９０度ごとの角度フィットを無効にするボタンをツールパネルに追加した
[Shift]+マウスドラッグでのパンに加えて、ホイールボタンのみでパンできるようにした。　*オプションダイアログの設定タブで「マウスセンターボタンをメニュー選択に使用する」にチェックが入っていれば今までどおりで、チェックが入っていなければ[Shift]キーの監視はやめ、代わりにホイールボタンのダウンでパンを開始するようにした。
数値入力用のエディットボックス内で四則演算が出来るようにした。
従来の電卓を廃止し、替わりに簡易関数電卓代わりソフト「パオ_カルク」を搭載した
[Alt]キー押下でその時点のマウス位置にオプションパネルを表示させるようにした
ツール→オプションの操作設定で、「マウスセンターボタンをメニュー選択に使用する」にチェックが入っていない場合、センターボタンのみで画面パンでき、[Shift]キーで属性取得モードになるようにした
作図単位を実際に使えるように全ての数値設定に反映するようにした
作図単位に、インチ・ヤード・フィートを追加した
複写の際に縮尺を自動で合わせるために、縮尺フィットボタンをオプションパネルに追加した
グリッドを見直した
キーボードショートカット、Ctrl+Zでアンドゥ　Ctrl+C、でコマンドに関係なくとにかくその時点で選択色になっているフィーチャのコピー　Ctrl+Vでコピーしたフィーチャの貼り付けを追加　
Ctrl+Vの貼り付けをフィーチャ選択モードで行った場合は、貼り付けたフィーチャが選択セットになるのでそのまま移動やプロパティ設定ができる。
--------コマンド別--------------------------------------------------
フィーチャ選択モードの文字検索の既定条件を増やした
フィーチャ選択モードでマウス左ボタンの上方向ドラッグで選択中のフィーチャの移動ができるようにした。
移動基点はマウスボタン押下地点になる。読取をトライしてみて点がなければ任意位置となる。
[複写]コマンドに[ビットマップに複写]を追加した（Ver2.7の復活）
+コマンドに[連線]機能を追加（Ver2.7の復活）
寸法編集の設定変更で引き出し線が指示された場合はの定義点変更になるように変更（Ver2.7の復活）
画像のオプションパネルに画像を選択解除するチェックボタンを追加
画像を選択した状態での画像右クリックのポップアップメニューを追加
このポップアップメニューでは、選択画像を置き換えることが出来るようにした
画像を置き換えはフィーチャ選択モードのプロパテイウインドウの画像名の変更からも出来るようにした。
ハッチとペイントのリージョン作成を強化した
ペイントオプションに色抽出ボタンを追加しまた
[測定]コマンドに円弧長の測定を追加（Ver2.7の復活）
--------測量関係--------------------------------------------------
測量関係のデータのうち測点と画地は外部データベースをデータベースリンク（測量データのＤＢリンク）として使用できるようにした。
これに伴い測点一覧のメニューを一部変更した
同じくこれに伴い１グループの中では測点名と画地名の重複を禁止した
測点一覧で［表示］メニューに表示の並べ替えの選択を追加した
測点一覧をそのまま印刷できるようにした
測点一覧から緯度経度のリストが表示＋印刷できるようにした
測点一覧から路線データの削除ができるようにした
測量座標値を小数点以下４桁まで使用可能にした
測量座標値としてフィート単位が使えるようにした
画地リストで画地名ての並べ替え表示が出来るようにした
「測量関係の設定」ダイアログを一部変更し、測点の表示設定をグループごとに明確化した
これに伴い測量設定ボタンを１回右クリックで、書込みグループの測点付属文字が非表示に、もう１回クリックで測点自体を非表示にできるように変更
放射トラバース計算でAPAデータの入出力が出来るようにし、計算書の印刷もできるようにした

バージョン0.9.1.0への変更点